「スピ好き高学歴ダメ人間」が精神障害者を止めて前向きに生きる話

人生終盤ですが、希望を持って進んでいきます♪

インナーチャイルドの解放と過去世の書き換え

(つづき)

akikoさんの著書『潜在意識の魔法』では次のような説明があります。

・顕在意識に入っている考え方の癖やブロックで根強いものはほとんどが幼少期のもの。現在悩んでいることやひっかかっているものの多くは、幼少のころの経験、特に8歳ぐらいまでの経験が潜在意識に刻まれているので、その解放がカギであるとも言える。

 

過去記事の「インナーチャイルド探しがトラウマを増やす」で見てきたように、「トラウマを反すうすると脳が炎症を起こしてしまい、うつに至ることもある」「インナーチャイルドが自分を苦しめているというフレームを持ってしまうと原因探しを延々とループしてしまう」という問題を吉濱さんが指摘していたわけですが、これも人それぞれのトラウマの程度やメンタル的な状態などの状況によるのではないかと思います。

 

akikoさんも「誰よりも考え方の癖が強かったので、最初のうちは思考の癖や自分に対するネガティブな思いを紙に書き出して、泣きながらブロック解除していました」と言っていて、自分の内面と向き合うのは時に辛い思いや感情を追体験することもあるかと思いますが、それに耐えられる状態・・・、例えば、akikoさんには「どうしても人生を変えたい。自由になりたい。藁にもすがる思いでなんとかしたい」という強い気持ちが背景にあり、主体的に取り組んでいたということと、基本的には「書き換え」のワーク自体が簡単なものだという状況があって、効果的だったということなのかなと思いました。

 

本書で紹介されている「幼少期の経験を解放するワーク」は次のようなものです。

①0~8歳までのことを思い出す。

②今のブロックの原因を探る。

③原因がわかったら、傷ついた自分を優しく癒す。「よくやったね」「あなたは悪くないよ」「ひどいよね」と、幼少期の自分の味方になってあげる。「もう大丈夫だよ」と声をかける。まだ納得しないようなら、どうしてほしかったかを聞いて、それをイメージの中でしてあげる。その子が笑顔になったら癒された証拠。時間をかけてやってあげる。

 

難しくはないですが、これを自分で落ち着いてできる状態かどうか、ですよね。そして、自分でできないのでセラピストの手を借りて解消しようとした際、吉濱さんが指摘するような「感情を思い出して、味わって、と反すうを煽る」ことがあると、最悪、逆効果になってしまうのかもしれません。

吉濱さんは「幼少期のトラウマと現在のつらさに因果関係を感じているなら、おそらくそれは正しい。しかし、原因であるトラウマはそのままにして、結果である現在のつらさの方を先に改善してしまうのが手っ取り早く、反すうを増やす弊害もない。トラウマに対峙するのではなく、今現在はっきりと意識できる注意制御機能を調整して、体調を整え、日常生活を充実させる習慣を身に付け、もっと『お気楽』に生きるようにする」と対処法を示しています。

要するに、インナーチャイルドに向き合うか、放置か、はどちらでもよくて、大事なことは「今、いい状態でいる」「より良い未来を選択する在り方」というようなことでしょうか。

 

それから、本書では過去世についても触れられています。

・特にひっかかっているブロックや根強く深い悩みなどは今世に持ち越している過去世。特に、過去世でのトラウマや経験による周波数が今世の自分自身のパターンを作っていたりする。

・過去世は変えられないと思われがちだが、そんなことはない。というか、めちゃ簡単に変えられる。過去世を見て、やり残したことをやらせてあげるだけで過去世の記憶を変えることができ、今現在の周波数も簡単に変わる。とりわけ、恋愛やお金のブロックから抜けられるようになる。

 

「過去世の書き換えワーク」は次の通り。

①特に強いマインドブロックや今世で繰り返していることを「テーマ」として決める

②「私の○○を妨げている過去世」と思って、出てきたイメージをよく見てみる。ふっと出てきたイメージが正解。どこの国?場所は?どの時代?周りの背景は?どんな人?どんな感情を抱えている?

③ブロックの原因を見る。その人はどうしたかったのか、何が心残りだったのかを見て、感じる。過去世の自分に聞いてみる。

④過去世でやりたかったことを思い切りイメージして叶えてあげる。思い切りスカッとするまでやる。その人が笑顔になったり表情が柔らかくなったりほっとしたりしたら書き換え完了。

 

こちらはインナーチャイルドよりは、トラウマ感が少ないかもしれませんね。うまくイメージできない、ということがあるかもしれないのが難ですけれども。

ただ、これも向き合うか放置か、どちらでもいいのかもしれません。

 

さて、akikoさんの情報を得た2023年1月のわたしは、「宇宙講座」のイメージワークや本書の「電球ワーク」に取り組み始めました。後者は専用のノートを買い、観念とその書き換えを記録していきました。・・・で、そのノートは2月中旬までほぼ毎日埋まっていたのですが、またしても興味関心が移ってしまい、それ以降はたまに、という頻度になっていました(苦笑)。前者もいつのまにかやらなくなっていました。

 

次の関心は、「まゆたま」さんです。akikoさんにハマっている前後でも、いろいろな人の動画を見まくっていたのですが、その中に「Love Kindness TV」のTAEKOさんの動画があり、そこに対談者として登場していたのがまゆたまさんでした。いつも、新たな動画を発見すると、ご本人がどんなセッションをしているのか、サイトを見に行くのですが、基本、受けるつもりはなく、「へ~、こんなことをしている人なのか」と確認だけしていました。ところが、まゆたまさんのセッション内容を見たときに、「うわ、これは受けたい」と思ってしまったのでした。その話は後でするとして、まずはまゆたまさんの動画の紹介をいくつかしていきたいと思います。

スピリチュアルakikoさんにハマる

年が明けて2023年1月。スピ系のyoutubeを見ていると、関連動画がいろいろ上がってきます。その中にakikoさんの動画がありまして、最初に見たときはそれほどピンとこなかったのですが、一度見るとさらに上がり続けるので、なんだか気になってまた見てみたら、その軽さ・明るさに惹かれてハマることになりました。

 

akikoSpiritual

https://www.youtube.com/@akikospiritual

 

そして著書『潜在意識の魔法』を購入し、下記通信講座も購入しました。

「宇宙講座」akikoオフィシャルブログ

https://ameblo.jp/earth-healing-akiko/entry-12720154118.html

 

akikoさんの面白いところは、スピリチュアル能力が全くないところから、宇宙存在とコンタクトしまくりの情報発信者になっていることですね。ご本人は上記著書で、

 

「私はスピリチュアル能力はゼロでした。目に見えないことを信じてもいませんでした。でも、潜在意識を書き換えるブロック解除に出会って、とにかく生きづらいのをなんとかしたくて自分のために解除し続け、人に対するセッションも行うようになりました。夢中でやっていたら、1年ぐらいしたときにセッションのお客さんに『akikoさんのブロック解除は霊視になっている』と言われました。そこで初めて『霊視ってなに?』とネットで検索しました」

「そうやって2年ぐらい潜在意識のブロック解除をしていき、あるきっかけで宇宙からのメッセージを受け取るチャネリングを習うことになりました。そのときに『あれ?なんて簡単なんだろう』と気が抜けてしまいました。『こんな簡単なことがチャネリングというものなら、誰にでもスピリチュアル能力があって、みんなできるんじゃない?』と思ったのです。私はすでに2年もの間、潜在意識を書き換えて、自分の感覚を信じることをしていたのですから、スピリチュアル能力が開いていたのですね」

「目に見えない世界や感覚を信じれば信じるほど、アクセスすればするほど、どんどんスピリチュアルな能力は必ず上がっていきます」

 

と言っています。

 

akikoさんの潜在意識ブロック解除の「師匠」は小原幸絵さんで(下記動画でご本人が登場しています)、習った当時、子どもを抱えて仕事をしなければならなかったakikoさんは、マスターしてすぐにお客さんを取っていたそうです。そうして「潜在意識の書き換え」を公私ともにやりまくっているうちに、八方ふさがりだった現実が変わり、夢が次々と叶っていったということです。

 

【マヤ暦・ブロック解除】小原幸絵さんコラボ。akiko恩師がでてくれました。(2021/3/6)

https://www.youtube.com/watch?v=15jjQbYcSt0

 

以前の「坂庭さんの動画を見た後、自分を見つめてみた」の記事で紹介した「内観を気軽にやる方法」というのは、akikoさんの紹介しているものになります。『潜在意識の魔法』にはいくつものワークが載っていますが、どれも簡単なものです。「え、そんなことでいいの?」というくらいに。

そのうちの一つ、「基本の潜在意識書き換え 電球取り替えワーク」を取り上げます。わたしはこれを好んでやっています。

これは下記動画でも説明されています。元々はバシャールの情報みたいです。

【潜在意識講座④】バシャールの書き換え方法 カギが観念

https://www.youtube.com/watch?v=-gQSvkzltcA

 

①マインドブロックを見つける

②書き換えたいマインドブロックの電球をイメージする。その電球の形や色、明るさなどを想像する。

③その電球を外して宇宙に放り投げ(またはリサイクルBOXに入れる)、新しい電球に付け替えて、その灯りを見る。明るく大きな光を30秒くらい感じる。ワクワクした感情を感じる。(このとき、新たな観念を想像する)

 

上の動画で、「観念(考え方)は癖のようなもので、気が付いたらそこから変えようと努力し始めるが、それは必要のないこと。気が付くだけで力をなくし、電源のコンセントを抜いた状態のようになる」と言っているのですが、この「電球ワーク」はその「努力」とは違う位置づけのようです。簡単に、「気づいた望ましくない観念を捨て、望ましい観念に置き換えるだけ」というお気軽なものなんですね。

 

さて、上記著書でakikoさんは

「数分で1個のブロックを書き換えられる。手軽にどんどん書き換えられる。ちょっとした隙間時間で行える」

「ポイントは数。集中してたくさん書き換えていくと効果を感じやすくなり、書き換えの仕方も馴染んでくる」

「私の人生が変わったのは、とにかく圧倒的に書き換えの数をこなしてきたから」

「変わりたいならとにかくどんどんやる!ひたすらやる!」

と言っています。このあたりは坂庭さんに通じるものがあります。そして他の方法の実践者も、何度か触れましたけれども、やはり徹底的に実行しているんですよね。物理世界で望む現実を創造するには、この熱量は有効に機能するんですね。

(つづく)

アニータ・ムアジャーニさんの臨死体験に改めて感動する③

(つづき)

「この現象界は『不完全さ』というものを見るために用意されているんだという気がします。ことに、自分自身の不完全さをね。でもその幻想を超えて自分自身の素晴らしさに気づき、それを表していけばいくほど、自分の打ちにある完璧さがもっと見えるようになり、ますます素晴らしい人生が展開してきます」

「自分の旅それ自体の中にも、自分が何かに成っていくこと自体の中にも、完璧さを見るんです。そうすれば、世界の中で生きる自分にそれが反映してきます。そして人生がどんどん楽になり、自分もますます愛情深くなります」

 

「わたしの人生の目的は、最大限に自分でいることです。臨死体験をするまでは、わたしは人生の目的を外に向かって追求してました。でもあの体験で、自分の外に在るものなんか何もないし、追求すべきものなんか何もないんだということがわかりました。ただ自分でいさえすれば、外面はひとりでに整っていくんです」

「わたしが言いたいのは、見方を変えよう、ということです。自分が金持ちだろうと貧乏だろうと、体に障害があろうとなかろうと、愛する人がいようといまいと、他にどんな条件があろうとなかろうと、存在としての自分自身のすばらしさを見てみましょう」

 

「わたしは今、自分の人生の創り主、自分の人生という作品を生み出す芸術家なんです」

「わたしたちは一人一人がユニークです。固有の特質や能力を持っています。わたしがやらなければならないのは、自分でいること、自分らしさを表現することだけ。本物の芸術家は、自分より上手に創造する者がいるかどうかなんて気にしません。自分自身を表現することだけで忙しすぎるし、表現すること自体が目的だからです」

「自分の内部の美を見つけ出して表現すればするほど、世界はそれを楽しみ、その喜びを返してくれるんです。それが『自分でいること』と『追求すること』の違いです」

 

とりあえず引用はここまでにします。思いの外長くなってしまいましたが、これでもかなり割愛したので、興味がありましたらぜひ原文を読んでみてくださいね。

以下に要点をまとめます。いつも意識を向けて忘れないようにするために。

 

①根源的実在に対して、自分=思考=個別意識は幻想である。しかし幻想を幻想と知りながら、自分という現象を表現していける

②現象界は不完全さを映し出しているが、その幻想を超えて自分の中の素晴らしさ、完璧さを見れば、世界はそれを反映し、自分の人生がどんどん楽に、素晴らしいものになる

③深く思い込んでいることが人生に反映されるので、苦しい現実を見て自分の思い込みに気づき、手放していく

④心の中の独り言に注意を払う。批判や恐れに充ちたものを言っていたらその代わりに「自分は安全で、無条件に愛され、受け入れられている」などと言ってエネルギーを放射する

 

こうして見ると、モモエさんが①、②、④を極め、坂庭さんが③を極めているというコントラストがはっきりします。199さんは、②、④を徹底して実行し、究極的にはマカロンさん、701さんが実行した②(そして108さん、吉濱さんの結論でもある)が肝中の肝という感じがします。

ただ、そうは言っても、ということで、そこをダイレクトに思い切れるのかが容易でなかったりして、その足を引っ張っているのが「過去とその反映である現実という名の幻想」の持つリアルさの強力な印象だったりもしますので、やはり③的なアプローチだったり、「真の自分として在る」時間を持つためのエクササイズだったりが有効な段階もあるように思います。巷にあふれる数多の「健康法」もそうですけれども、その人に合った方法というのを採用するのがいいのでしょうね。

アニータ・ムアジャーニさんの臨死体験に改めて感動する②

(つづき)

「わたしはあらゆるものであり、あらゆるものがわたしでした。これはとても説明しにくいんです。説明する言葉というものが存在しないんですから。本当は分離なんてないんだ・・・、分離の感覚は、わたしたちが肉体存在に入り、思考を通して世界を見るために生まれるんだ・・・、という感じでした。もっと言えば、『分離とは思考のことだったんだ』という感じです。

そこにはすばらしい明晰さがあったのですが、それは思考の明晰さではなく、思考でない何者かが『気づき』の働きをしているようでした」

「自我と思考は同じものだと感じられました。だから、思考を超えたその意識状態では、自我もなく、執着もなく、すべてが一体でした」

 

「犯罪や病気は、みんな1つのことから起こるんです。それは、心が『根源的実在』から分離して病気になったために起こり、心がその分離をどうとらえるかによって起こるんです。わたしたちは、思考の外に立つことさえできれば、何も問題がなくなります。わたしたちは完璧なんです。不完全さも思考の産物なんです。批判もそうだし、何もかもそうです。ところがわたしたちは、思考を始めた途端に、分離についてあれこれ考え、理解しなければ、と思ってしまいます。でも、すべての問題は思考から来てるんです」

 

「あの意識状態の時、わたしはあらゆるものと一体だと感じてはいましたが、同時に自分を『根源的実在』とは別の一存在として意識していたようでした。わたしにはわたし自身の進化過程があるのでしょう。それは、『わたしにはこの個別意識があり、それは真実の自己ではないんだけれど、わたしはそれをできるかぎり進化させる義務がある、でも、わたしは思考の外に立って、その個別意識を眺めている』という感じでした」

 

「肉体の中にいる時は、わたしたちは個別意識の中にいて、外の世界を見ています。そのため、すべてのものの個別感が、明白な、疑いのないものに思えてしまいます。個人の問題も、世界の問題も、みんな、思考を自分だと思っているために起こるんだと気がつきました。それは幻想なんです。個別意識というのは幻想なんです」

「わたしたちはいつでもこの幻想から目覚めることを選べるのだとわたしは思います、そして、もし自分が目覚めれば、それが広がって、まわりの人たちも変わります。そして、わたしたちはこの世で生を営みながら、幻想に巻き込まれないことも選べるんです。幻想を幻想と知りながら、現象としての自分を表現していくことも選べるんです」

 

「世の中には、こういう意識変革が起こるにふさわしい心理状態の人たちが、きっといるはずです。そしてその人たちは、そういう意識変革を起こすために、臨死体験をする必要はありません。彼らが必要なのは、たぶん、何が可能かに気づくことだけです」

「心を広げてそういう気づきを自分の現象界に受け入れられるようにしていると、自分の内部にも、そういう意識変革を引き起こすような働きが生まれてくるんじゃないかと思います。そういう奇跡が起こるのを見るためには、だれもが臨死体験のような激烈なことをしなければならないというものではないと思います。

たぶん、意識変革を妨げている色々な思い込みを手放すだけでいい。この人生が幻想だと思える意識状態から見ると、幻想世界が成り立っているのは、わたしたちが特定の思い込みに執着しているからだという気がしました。たぶん、わたしたちを縛っている思い込みに目を向けて、それを手放す気があれば、わたしたちは集合意識としての進化をもっと速めることができるんじゃないでしょうか」

(つづく)

アニータ・ムアジャーニさんの臨死体験に改めて感動する①

『喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと』は2013年に出版されました。

それまで『神との対話』がわたしにとってのバイブルだったのですが、それを上回る衝撃を受けた本でした。ですが、本そのものはプロフィールに書いたように、スピ系の本を処分した際に手放してしまっていました。

2022年12月初旬、ふとこの本のことが気になり、サイトにあったアニータさんのインタビュー記事をまとめて印刷しておいたもの(下記サイトの④と⑤の部分)を残していたことを思い出し、引っ張り出してきて読みました。

 

臨死体験で末期癌が消滅!① 

http://yukosait.blog21.fc2.com/blog-entry-68.html

臨死体験で末期癌が消滅!② 

http://yukosait.blog21.fc2.com/blog-entry-69.html

臨死体験で末期癌が消滅!③ 

http://yukosait.blog21.fc2.com/blog-entry-70.html

臨死体験で末期癌が消滅!④ 

http://yukosait.blog21.fc2.com/blog-entry-71.html

臨死体験で末期癌が消滅!⑤ 

http://yukosait.blog21.fc2.com/blog-entry-74.html

 

もうね、「なんだ、もうここにすべてあったじゃないか!」と号泣しました。

なにをフラフラ彷徨っていたんだ、と。

ま、これがいくら感動しようが、あくまで「他の人の体験」であって、「自分の体験」ではない、という認識でしか捉えられず、結局は「実感」に乏しいので、意識しないと忘れてしまうわけなんですよね。いくら美しい景色の写真を見せられて感動したとしても、自分が実際にそこに行って体全体で感じるのとはレベチですし。

でも、それでも、「他人の体験」であっても、自分の心が「それが真実だ」と感じたなら、それは、まぎれもなく「自分にとっても真実」なんですよねぇ。

以下に一部を抜粋します。

 

「わたしの肉体生命は、単にその時点までのわたしの思いと思い込みの集積でしかないように見えました。そして世界全体が、単なる集合意識の具象化だと感じられました」

「『わたしたちはみんなつながってるんだ』という、途方もない気づきがありました。そして、『自分の内部で感じることが宇宙全体に影響してるんだ』という気づきも。それは、宇宙全体が自分の中にあるような感覚でした。」

「わたしが幸せなら宇宙も幸せ、わたしが自分を好きになると、他の人もみんなわたしを好いてくれる、わたしの心が平和なら、宇宙全体も平和になる」

 

「あちらの次元から見ると、『実在するものなんか何もないんだ。単にわたしたちの思い込みで、それが実在しているように見えていただけだったんだ・・・』と感じられたのです」

「あなたが深く思い込んでいることは、どんなことでも、その通りになります。宇宙はいつも、あなたが信じている通りのものをあなたに提供してくれるんです。あなたが人生はすばらしいものだと思えば、人生はすばらしいものになります。人生は苦しいものだと思えば、それも、その通りになるんです」

 

「すべてを包み込むような愛のエネルギーの洪水の中にいる、という気づきもすばらしいものでした。それは差別することも裁くこともない無条件の愛のエネルギーで、この根源的エネルギーは、わたしたちがどんなことをし、どんな者であろうとも、そこにあるんです」

「自分を無条件に愛すれば愛するほど、この世界の麗しさや人々の麗しさが見えてきます。もし自分を愛し、自分を裁かないで、自分の完全性を見ることができるなら、他の人の中にもそれと同じものを見ることになるでしょう。自分を愛すれば愛するほど、他の人たちを愛する心も大きくなります。わたしたちは、自分を愛せる以上に人を愛することはできないんです」

 

「わたしは長い間、自分を否定するような独り言を続けていたので、エネルギーが衰え、外部の状況がどんどん悪くなっていきました。外面的にはいつも本当に前向きで、快活で、愛情深く、ポジティブな姿ばかり見せていたのですが、世界はわたしの周りでぼろぼろと崩れだし、わたしは疲れ果て、体調がどんどん悪くなったのです」

「日々心の中で、何を自分に言っているかということです。わたしは、この独り言を批判や恐れに充ちたものにしないことが、とても大事だと感じています。『自分は安全で、無条件に愛され、受け入れられている』と心の中で言っている時、わたしたちはそのエネルギーを外へ放射し、外界をそれにふさわしいものに変えて行くんです」

(つづく)

2chに君臨する「願望実現の達人たち」⑥「カリスマ的存在」108さん編<その2>

電子書籍「ザ・チケット」の内容がどんな感じかをご紹介するために、目次を転載します(わかりやすくするために一部割愛しています)。興味がある方はぜひ本書を読んでみて下さい。

 

第1章 認識の変更 

認識を変更する ――― 認識が変われば現実も変わる 

願望とは何か 

願望実現は難しいのか 

意図の関わり方 

意図を妨害する思考 

思考による判断は正しいのか 

思考が実現を妨げている 

必要不可欠に思える「思考」 

思い切りが意図を作動させる 

思考の復活 

感情は知っている 

不測の事態 

幸運の訪れる条件 

幸運を意図的に操る? 

願望実現への二つのアプローチ 

▼メソッド ① オリジナル・クレンジングメソッド 

▼メソッド ② 今、この瞬間を感じる 

 

第2章 現実変更のメソッド

▼メソッド ③ 問いかけて、放っておく

▼メソッド ④ 私はこの状況を、一体どうやって脱したのだろう?① 

▼メソッド ⑤ 私はこの状況を、一体どうやって脱したのだろう?② 

▼メソッド ⑥ なぜだか分からないが、全てうまくいった 

▼メソッド ⑦ 私に○○を許可します 

▼メソッド ⑧ 笑う 

▼メソッド ⑨ ありがとう 

▼メソッド ⑩ ○○してくれて、ありがとう! 

▼メソッド ⑪ 完璧だ 

▼メソッド ⑫ ああ、そうか!!

▼メソッド ⑬ これは面白い! 

▼メソッド ⑭ これは経験済みだ 

▼メソッド ⑮ 認める

▼メソッド ⑯ この状況は、私にとって素晴らしい! 

▼メソッド ⑰ 愛情だけに浸りきる 

▼メソッド ⑱ 私は何があろうと○○しない。これは決定事項です。 

▼メソッド ⑲ エゴを超越する 

 

第7章 本当のチケット 

本当のチケット 

既に願望は実現している 

「おかしい」の意味 

探す限り、見つからない 

そのとき何が起きるのか

なにもしなくていい 

条件は一切ない 

本当は、エゴも解放している 

罪悪感とは 

悪人はうまくいく? 

取り組まなくて良い 

▼メソッド ⑳ 関連づけの放棄 

チケットを捨て去る瞬間 

 

さて、108さんと言えば「今今メソッド」というのが有名ですが、上の「メソッド②」のことを指します。

これについて触れておきます。

 

・静かになれる時間と場所で一人になり、全ての思考と感情を停止する

・我々は、過去や未来など、ほとんど「今この瞬間以外」についてしか、考えていない。ここをひっくり返し、焦点を「今、この瞬間」に合わせる。

・一秒前でも一秒後でもなく、今、この瞬間。「今、今、今、今、今、今、今、今、今…」心の中で、そう唱え続ける。声に出してもいい。

・そうしていると、だんだんジワ~ッと「今、この瞬間」に、意識の焦点が合ってくる。すると、ある単純な事実に気づく。「今この瞬間には何も起こっていない。この瞬間には、何もない」。「ある」と思っていたものは、全て働かせていた思考と感情によるものであることが分かる。あるのは「今、この瞬間」を感じている自分の意識だけ。

・これを感じたとき、不思議な安心感が訪れる。「心配するようなことは、今この瞬間、何一つ起きていない」。その事が分かり、深い安心感を感じられたのなら、このメソッドは成功。その安心感を感じた感覚、それこそが「別の領域」を直接に体験したということに他ならない。

・頻繁にその領域を感じる経験をして、その機会を増やす。このメソッドは誰でも簡単に行えて、その効果は絶大。

 

深い瞑想で到達するような感覚、そして「空」の体験ができるようですね。

そしてこのメソッドの効果として次のようなことを挙げています。

 

・その効果は、単なる気休めや、一種の精神安定剤的な効用にとどまらない。不思議と安心して毎日過ごせるようになり、願望に対する執着心が消えて、穏やかな気持ちでいられるようになる。

・そのうち、なぜだか分からないけど、物事がスムーズに行くようになる。

・気がついたらなぜか願望が実現していた。あるいは、望んでいたことより、もっと好ましいことが起きるようになる。

・いずれの場合も「なぜだか分からない」のに、どんどん幸せな現象が現れてくる。この「なぜだか分からない」ところがミソ。エゴとは別の領域で起きていることなので、エゴ特有の合理的思考で判断することは不可能だから。

 

この本を読んだ当時はやる気にもなれなかったのですが、これをまとめながら、改めてやってみました。ちょっと頑張ったけれど、やがて思考がごにょごにょと浮かんできたり、眠ってしまったりして集中できませんでした。でも「簡単で効果がある」ということなら、やってみる価値はありそうなので、思い出したらやってみようと思います。

 

最後に、ネタバレになりますが、この本の結論をまとめます。

 

「たとえあなたの内面(思考・感情・思いこみ・観念)や外面(態度・振る舞い・行動)がどうあろうと、『私は幸せであって構わない』と、大胆に許可してください」

「あなたは今後、幸せを体験することだけに没頭すればいいのです。それはワクワクする、疲れを知らない楽しいゲームです」

「『私は常に満たされていたのだ。しかし今まではそれを許していなかったので、それを見ることが出来なかったのだ』。あなたはそんな感想を洩らすことでしょう」

「必要なのは、強力な意志ではなく、なんの力も入っていない、単なる『意図』です。『ここにあるものを見よう』という、単純な意図だけなのです」

 

幸せの青い鳥はここにいた、ですね。このあたりは吉濱さんの言うことにちょっと似ています。

「あなたが望むものは、すべて目の前にある。ちょっと手を伸ばせば・・・どころか、『それ』に意識を向けるだけで、あなたはそれを手に入れられる。あなたの望み通りの未来は、すでに用意されている。あなたは、それを選ぶだけでいい」(『アセンションパラレル』より)

 

「幸せを、許可し体験することを意図する」「望む未来を選ぶ」。そうすることに、理由や条件や資格はいらないんですね。

2chに君臨する「願望実現の達人たち」⑤「カリスマ的存在」108さん編<その1>

さて、「達人たち」をテーマにしている以上、108さんを取り上げないわけにはいかないかなと思います。引用しているサイト「潜在意識/引き寄せの法則 願望を達成して幸せになった話」の「達人」のカテゴリーで最も多くの記事が引用されており、電子書籍「ザ・チケット」はベストセラーとなっています。ブログを見ると、「願望実現」がご商売になっていることがわかります。

 

でじたる書房「ザ・チケット」著者108(ひゃくはち)

https://www.digbook.jp/product_info.php/products_id/9789

「ザ・チケット」 電子書籍「ザ・チケット」の著者 108によるブログ

http://108.houhu.net

youtubeの番組はこちらです。

108ザ・チケット

https://www.youtube.com/@108ticket/videos

 

実はわたしも2022年11月、モモエさんの動画を見まくっていた時期に、この電子書籍をゲットしています。掲示板では結構話題になっていたり、たまたま見たあるブログで、この本で人生変わったと言っていた人もいて、なんといっても価格が524円ですから、そうなったらコスパえらいことになるじゃん、と好奇心を抑えられませんでした。

 

で、読んだ感想ですが、まず、非常にロジカルだということ、「エゴ以外の領域」「もう一人の自分」などの概念を使っているがスピ要素はないこと、がざっくりとした印象で、結局のところ、「理屈っぽくて頭に入りきらない」「障害となる観念を手放すのに紹介されているEFT、ホ・オポノポノ、セドナ・メソッドなどのメソッドが自分には合わない」「紹介されている“やるといいこと”が多すぎて覚えきれない」という感じでした。

ただ、約半年後の今読み返してみると、「スピリチュアル的な世界観を哲学論的に説明している」という感じで、結構深いことを言っていたんだなと思いました(次稿で簡単に触れます)。

 

で、前記事の199さんとの絡みなのですが、199さんは「チケット信奉者」だと下記で言っています。

「199さん-5/恨みや否定的な感情を完璧に解放しなくても幸せを引き寄せていい」

https://be-okay.net/2021/05/31/post-8404/

 

そこで199さんは

「現実が変わらなかった最大の原因は父親を憎んでいたことだった。『男性は父親との関係が悪いと仕事や金銭面でうまくいかない』と本に書いてあるが、まさにこれだった。セラピーとクレンジングで抑圧された感情を解放し、過去に対する認識を変えることで父親を許すことができ、感謝ができるようになり、それから現実が急激に好転した」

と言っているのですが、それに対し、

「『親を恨んでいたら幸せには絶対なれない』というのは単なる観念に過ぎないのではないか」

という指摘がなされました。

 

すると199さんは、

「知り合いで、大金持ちになって、理想の女性と結婚したが、罪悪感やトラウマをいくつも持っていたために、その幸せ(そうなフリをしていた)を失った人がいる。幸せと相反する強い感情を心の奥に握りしめたまま心から幸せになる選択をすることは難しい」

と言うのですが、さらに

「親を恨んでいたら幸せになるのは至難の業、それはやっぱり一つの観念だと思う。そういう世界にいれば、そういう事例を多くみつける。親を恨んでいながら、幸せに結婚して、好きなことを仕事にして、それで成功している(それも世界的なレベルで)人もいる。たくさんの道があるので、それを解放してから幸せになる道を選んでもいいと思うが、そういうことは放っておいて幸せになる道もあり、決してそちらの方が難しいというわけではないと思う。潜在意識とか、そういう世界にいると、そこを綺麗にしなければという観念に縛られやすいと思う。でも、潜在意識とかまったく気にしない、知らない人はそんなことと関係なく、幸せを引き寄せる事例はたくさんある」

という反論がなされ、結局199さんが論破される形になりました。

 

199さんは、

「『どんなことでも自分に採用した概念が自分の現実を創るルールになる』という教えを採用しているのに、トラウマを解放しないと幸せになれないという制限をつけていたことに気づいた」

「否定的な感情がどんどん表に出てくるのでここのところずっとクレンジングばかりやっていたが、いくらやっても次から次へと出てきて底が見えず、疲れ果てていた。全ての解放が終わらない限り、本当に幸せになれないと思い込んでいた。大きなトラウマの解放はもう終わっているし、否定的な感情を完璧に解放しなくても幸せを引き寄せていいよということなのだろう」

と、指摘を全面的に受け入れ、感謝を表していました。

 

108さんのザ・チケットに戻って、ここには次のような記述があります。

①「願望実現へのアプローチとして、障害となっている観念を手放すこと」

①「願望が実現している状態というのは『幸せを感じている』ということ」

⑦「あなたの感情・行動・思考・観念と、あなたの幸せとを完全に切り離してください。あなたは『なんらかの条件をクリアしたら幸せになれる』というわけではないのです」

※①というのは「第一章」、⑦というのは第七章で、この本は「1、2、7章」から成り、間の「3~6章」はないという構成になっています。

 

上二つを見ると「願望実現の障害である観念を手放すと、幸せになる」と読めますが、一番下では「観念と幸せは無関係」と読めます。内容が矛盾しているように見えますが、実は108さんは「第一章と第二章で書いたことに、たいした意味はありません」とし、本題は第七章であり、言ってみれば最初の二章は「前フリ」のような位置づけになっています。

つまり、究極的には、「『観念手放し』と『幸せになる』こととは関係がない」ということを言っているのですが、とはいえ、「第一章を理解した上で第二章のメソッドを実行すれば、実際に効果はあるでしょう」とも言っていますので、「観念手放し」が全くの無意味というわけではないようです。

 

これまでいろいろな人の実践や指摘を見てきたように、やはり「観念手放し・掘り下げ」「インナーチャイルド・過去生の癒し」というのは、「効果はあるものの、それをしなければ幸せになれない、願望が実現できないと思ってしまうと、それが新たな観念として働いてしまって、終わらなくなってしまう」ものであり、目的とすべきものではないということのようですね。

(つづく)