「スピ好き高学歴ダメ人間」が精神障害者を止めて前向きに生きる話

人生終盤ですが、希望を持って進んでいきます♪

2chに君臨する「願望実現の達人たち」④「アファのプロ」199さん編<その2>

(つづき)

さて、繰り返しのアファメーションにより「潜在意識の中がポジティブなものが多くなり、確信の度合いが増えるにつれて、1~2年で今の生活に近づいていった」という199さんですが、どのような経緯を辿っていったのでしょうか。

 

「最終目標は億単位だが、いずれそうなると漠然とイメージしつつ最初は月収50万くらいからスタートし、月収50万は比較的簡単に達成できた」そうですが、このときは毎日遊んでいたわけではなく、ちゃんと仕事(お金を稼ぐための作業)をしていたとのことです。

「それ以上は未知の世界で大きな壁があった」ので、「潜在意識の中身が逆転するまで、できれば起きているときは常にという勢いで、中身が既に好きなことをしながら自分の目標額を稼いでいる人間そのものになるまで繰り返しやった」結果、「やがて私は稼いでいない時から、中身は年収3000万稼いでいる人間そのものとなりました。実際には稼いでいないけど、既に年収3000万稼いでいると本気で思い込んでいました」となりました。

そしてある日、街で昔のバイト先の同僚にばったり会うことになります。

 

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「今何してるの?」と聞かれて「毎日好きなことをしてるだけ」と答えました。

「じゃあお金とかどうしてるの?」と聞かれたので

「何もしてなくても毎月300万入ってくるけど?」と平気で答えていました。

だってそうじゃないですか。

稼いでないなんていったらそれこそウソじゃないですか。

だって私は誰がなんと言おうと年収3000万稼いでいる人間なんですよ?

だから稼いでいないなんて発言など出てくるはずがないのです。

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これがすごいなぁと思うところなんですよね。「なる」のマカロンさん、701さんと同じです。マカロンさんにも、まとめには取り上げませんでしたが、くじや取るのが難しい賞を「当たるよ」「取るよ」と周りに宣言して、その通りにしてきたという逸話があります。自分の中だけで完結しないで他人の前でもそう振る舞えるってガチもんのガチですよね。

二つ前の記事に書きましたが、「なること」に許可ができないとか、決意がし切れないことに「思い込み」「固定観念」が影響するかも、ということに対し、199さんは怒涛のアファメーションで蹴散らしたということになりますでしょうか。

 

さて、そんな199さんが「好きなことをして年収3000万を稼いでいる」状態になっていくプロセスを次のように語っています。

 

・潜在意識は自動的に引き寄せようとする。あることに興味が湧いたり、あることが無性にやりたくなる。ひらめきやアイデアがうかぶ。ある場所に行きたくなる。人と出会って「こういうことをしてるんだけど一緒にやりませんか」と誘われたりする。そういったことが全部目標を達成するのに繋がっている。衝動がおこった時に素直に行動することが「行動」。

・ちゃんと潜在意識は自分が好きなこと、興味があること、やりたいことで稼ぐ方法を用意してくれる。なのでどうやって稼げばいいのかとか、自分の好きなことはなんだろうとか、そういったことを考える必要は一切ない。

・遊びながら年収3000万と設定しても、遊びながら年収3000万入ってくる仕組みを構築するために、最初の何年かあることに没頭する時期があるかもしれない。でもそれは苦痛を伴う努力ではなく、時間を忘れて好きなことに没頭しているだけ。やったこと、見たこと、聞いたこと、人から誘われたことなど、全てのことが遊びながら年収3000万に繋がっている。そうやっているうちに気づいたらいつの間にか自動的に達成している。

・制限はない。制限を決めてるのは自分なんだなあと思う。

 

顕在意識が確固たる意志と信念を持って、潜在意識に手綱を付けて望む方向に誘導し、その無限の力を解き放つ・・・そんなイメージを持ちました。

結局、「なる」も同様に、「なった自分」に対する揺るぎない確信を持つわけですが、こちらは「ただそうだと決める」だけなので、あっけない感じがして疑念が起きてしまうスキを与えてしまう可能性があるのに対し、199式のアファメーションは「やってる感」満載で、そのスキを塞ぐように働くのでしょう。ご本人は、

 

・言葉のいいところは完全に自分の自由になることと、(毎日繰り返し繰り返し言い続けた時の)パワーが強力というところ。

・何かをしながらとかボーッとしているときはただブツブツつぶやく感じ、アファだけを真剣にやる時間は、感情を込めて心からそう思い込んで力強くという感じ。

・毎日繰り返し繰り返ししつこくおこなってお金に対する制限や否定的な信念を逆転させ、自分は年収◇◇万稼いで当然というセルフイメージを植えつけてください。その信念が植えつけられれば、あとはお金が入ってくる(お金が入ってくる行動を取らされてしまう)しかない。

 

と言っています。

「坂庭さんの著書のレビューとポジティブ思考」の記事で、「自己肯定感が低く、承認欲求が強い状態でアファメーションやポジティブシンキングを続けると悪化する。ネガティブな状態というのはかなり根が深いので、表面的な方法では解決しない」という坂庭さん自身の体験を元にした指摘に触れましたが、199式は「それすらも突破するもの。突破するまでやり続けるもの」であるか、または199さんは「坂庭さんほど強いネガティブがあったわけではない」かのどちらかだと思われます(ただし、199さんは父親との関係をクリアにした後に現実が好転したとしています。これについては後で触れます)。

 

要は、メソッドの違いよりも、「どこまで確信を持てるか」「どこまで徹底できるか」の方が現実化にとっては重要で、多様なメソッドがあるのは、各人の状態によってやりやすいもの、やりたいと思うものを選べばいいということかなという気がします。