「スピ好き高学歴ダメ人間」が精神障害者を止めて前向きに生きる話

人生終盤ですが、希望を持って進んでいきます♪

意識が進化すれば、死は克服される

(つづき)

「そうは言われても、太陽系が物理的に壊滅するのであれば、すべての人類が死滅してしまうではありませんか」

「変換人の意識に進化すれば、死は克服されます」

(中略)

「つまり、人間は死ななくなるというのですか」

「これから起こる意識進化とは、人間が生きながらにして死後の世界へ入っていくという言い方ができるかもしれません。その意味で言えば人間は不死となります」

 

 

「変換人の意識」とは、「人間型ゲシュタルトによって歪められた空間認識が正常な状態になっている」というものですが、具体的には「5次元対称性の世界が見える」ということだそうです。

 

 

「(前略)5次元対称性を理解するためには、当然のことながら、まず4次元対称性を見るための感覚機能を発現させなければなりません。しかし、あなたがたが今持っている3次元認識からこの4次元認識への移行は同じ1次元の差であっても2次元から3次元へ移るのとはかなり大きな違いがあります。3次元から4次元へのシフトには人間型ゲシュタルトの解体が必要となるのです。(後略)」

 

 

わたしたちは「縦・横・高さ」の3次元空間に存在しているという認識があります。その世界において、「前後」「左右」「上下」というのは交換が可能です。「日本を上としたら、ブラジルが下。その逆も言える」というように。これが「対称性」です。

そしてこの3次元に時間という次元を足して、実際には「4次元時空」の世界を生きているとされています。ところがこの「時間」というのは、過去から未来へと直線的に流れて行くものであり、体験的には交換することができません。

 

 

「4次元とは時間の方向性ではないのですか」

「人間の内面においてはそうなります。人間の内面においては4次元対称性を描像するのは不可能です。人間の意識の位置を発見するというのは、人間の外面を発見することと同じ意味を持っています。それを見つけることができて初めて、人間は4次元対称性が一体何なのか理解することができるということです」

「人間の内面・・・?人間の外面?」

「人間の内面とは、あなたがたが外在と呼んでいる世界、人間の外面とは同じくあなたがたが内在と呼んでいる世界のことを指します」

「内面が外在で、外面が内在?内と外が逆だということですか?」

「本当の外宇宙というのは、あなたがたの心の中の方向にある・・・とでも言っておきましょうか」

(中略)

「ちょっと、待ってください。ではわたしたちが現在、宇宙と呼んでいるものは何なのですか」

「すべて有機体の妄映です」

有機体の妄映・・・?どういうことですか」

「あなたたちが外在世界として見ているものは、第7太陽系次元における定質と性質(※筆者注)の交差が作り出した影だということです。4次元対称性の認識が生まれてくると、物質という概念は全く意味をなくしてしまうでしょう」

(※)「定質」が進化の力、「性質」がその逆向きの力

 

 

「本当の外宇宙というのは、あなたがたの心の中の方向にある」・・・。

このことを考えているときに、あるビジョンが浮かんだのでした。

(つづく)