「スピ好き高学歴ダメ人間」が精神障害者を止めて前向きに生きる話

人生終盤ですが、希望を持って進んでいきます♪

潜在意識の書き換えは存在しない(by吉濱さん)

(つづき)

以下、下記動画よりまとめます。

『潜在意識の書き換えは存在しない』Y's spiritual 2022.2.28

https://www.youtube.com/watch?v=tlU8ZYqiiTs

 

・現実世界は、昔の映画館(映写機があり、そこから光情報が投影され、スクリーンに映る)のように仮想現実として投影されているもの。お釈迦様も「この世はマーヤ(幻想)である」と言っている。

この現実次元における映写機の役割を果たしているのがブラックホール。実証はできていないが、理論としてはそうなっている。そこから地球というホログラフィーが投影されている。ブラックホールにはすべての情報(現在、過去、未来)が詰まっている。つまりアカシックレコードブラックホールである。

・個人については、潜在意識がブラックホールアカシックレコードの役目をして、その情報が松果体から投影されて、現実次元に自分の体も含めた自分の目に映る世界がスクリーンという形で投影される。

 

・物理学者のトホーフトは「3次元に存在していた情報はブラックホールに書き込まれる」と言っているし、「超ひも理論」の「ゲージ・重力対応」においては「情報は絶対に消えない」と言っている。

潜在意識=ブラックホールにはすべての情報が入っている。そのため「情報を消す」ことができないので、「書き換える」ということもできない。正しくは、「投影用に使われている情報を選択し直すことは出来る」ということ。

・「地震が怖い」という人が地震の情報ばかりをパソコン上で検索し続けると、パソコンという仮想空間の中では地震という現象が溢れ続ける。地震に全く興味がなくて「猫のほっこり動画」が好きな人がそれを検索し続ければ、パソコン上にはほっこり動画だらけで幸せになる。しかしネット上には悲惨な情報が山ほどある。猫の動画が好きな人はその否定的な情報を消したのではなく、単に採用していないだけの話。

 

心理療法における典型的なものに認知療法があり、その人にとっての偏った否定的な思い込みが自分を苦しめているときにそれを和らげていこうというものだが、否定的な思い込みを消すという方法は取らない。仮に不安で自信がなく怯えていたとする。その原因を掘り下げていったら「自分は男としてダメだ。価値がない」というものだったとしても、これは消さずに温存し、「そうではなく、実はとてもあなたは価値があるいい男ですよ」という肯定的な認知を論理性や現実性を持って引っ張り出してくる。結果、そちらを採用することで情緒が安定し、行動も変わる。

 

・「潜在意識を消そうとする」のは意味がないが、「書き換え」の結果として、否定的な情報に注意が向かわなくなり、肯定的な情報が採用されて人生が変わる可能性はある。つまり、どこに注意を当てるか、どの情報を選びとるかという、「注意制御機能」を取り戻していく作業をするのが正しい。「潜在意識の書き換え」ではなく「潜在意識の選び直し」が重要。

・仮に否定的な情報を消したとしても、別の良い情報を選ぶという注意制御機能の訓練あるいはコントロール方法を知らないと、また違う否定的な情報に向いてしまう(人は必然的に注意が否定的な方向に向かうようにできているため)。潜在意識には無数の嫌な情報が入っているのだからきりがない。「いや、いい情報を刷り込むんです」という反論が来るかもしれないが、刷り込むことで注意がそこに向かいやすくなるだけであって、根本の注意をコントロールすることを学ぶという方向ではない。

 

ということで、確かに厳密には「消せない情報」であれば「書き換える」ことはできないのですが、実際のところ、「情報は選び直し、望ましくない影響の方を消す」という意味合いで「書き換え」という言葉が便宜的に使用されているように思います。これだけ広まってしまっている用語を訂正するのは容易ではないでしょうが、この先理論物理学の成果が知られていくにつれて、変わることもあるかもしれませんね。