世界は、まぼろしぃ~(IKKOさんの声で再生してください)
「パラレルワールドと注意制御機能」の記事で触れた、「この世はマーヤ(幻想)である」について現代物理学がどう迫っているのかを見てみたいと思います。
「東京大学カブリ数物連携宇宙機構長/カリフォルニア工科大学理論物理学研究所長」というものすごい肩書を持つ大栗博司さんが、下記の動画で言っていることをまとめます。
『この世界を支配する“もつれ”』東京大学大学院理学系研究科・理学部 2021/04/29
https://www.youtube.com/watch?v=UXQPQVZOnnc
・謎の天体であるブラックホールが非常に驚くべき性質を持っていた。ベッケンシュタインが予言して、ホーキングが導いた公式を見てみると、ブラックホールの状態が表面に書き込まれているということを表している。
・ブラックホールは、それ自身の状態のすべての情報が表面に書き込まれていて、それがホログラムのように映し出されたようなものだということがわかってきた。大栗氏はその研究をさらに飛躍させ、私たちのいる時空自身についてもその考えを広げている。
・僕らの住んでいる3次元の空間のいろんな場所で起きている現象が、それ(3次元空間)を包むような表面(外側の2次元平面)に書き込まれている。3次元の世界に本当に外側があるかどうかはわからないが、数学的には閉じた空間だということも考えられる。
・3次元の空間の一点の情報は、面に広がった量子もつれの情報から書かれている。私たちの時空は量子もつれによって記録され、生まれている。そしてそれは量子コンピューターが記録する方法と共通点があることがわかってきた。
・物理学の最先端の研究をするためには新しい数学を作っていかなきゃいけない。量子コンピューターの理論で作られた理論が非常に役に立った。量子重力理論の深い謎を解こうとして始まった研究が、双方向の発展が起きている。
要するに、
「時空が量子もつれから生まれる仕組みを具体的な計算を用いて解明した」
「宇宙内の物質は、宇宙表面の量子と量子もつれの状態にあり、そのホログラムで生成されたものということが数学的に示唆された」
ということだそうです(下記動画より)。
『東大研究チームが発表!この世界は『量子もつれ』により"投影"された映像』Takumi 量子論2022/03/05
https://www.youtube.com/watch?v=73Fa1fA4S5E
「量子もつれ」「量子コンピューター」については、上記動画をご覧ください(簡単にまとめてみようと試みましたが、正確さが担保できないと思って断念しました)。
「原子以下の量子の世界は、それより大きな物質に働く法則が通用しない」ということは知られているかと思いますが、この境目があるってことが面白いですよねぇ~。
スピ界隈、引き寄せ界隈でも「量子力学」というワードはよく聞きますし、「量子は粒と波の性質を持つ」とか「すべては波動だ」とか「量子は観察すると確定し、観察していないときはぼんやりしている」というような漠然とした知識はあったものの、今回本家本元の情報に触れて、最先端の科学ってスゴイ、科学者の頭ってどうなってるんだ、って思いました。
余談ですが、最初に挙げた動画は、2年弱で約160万回再生されてます。2番目の動画も1年で約60万回再生です。なんか、いいですね。こんなにたくさんの人がこういった情報にアクセスしてるって。
さて、今手元に1冊の本があります。ここには次のようなやり取りが書かれています。
「ちょっと、待ってください。ではわたしたちが現在、宇宙と呼んでいるものは何なのですか」
「すべて有機体の妄映です」
日本語の使い方が独特なのですが、「妄映」とはホログラムだという意味に受け取れます。
これは1989年から始まった、半田広宣さんと「オコツト」と名乗る存在のチャネリング情報からの抜粋です。これらの「通信記録」は1997年に本として出版されました。
プロフィールに書いたように、2017年にほとんどのスピ本を処分してしまったわたしが、どうしても手放すことができなかった唯一の本がこの本になります。次稿でその理由をお話しします。