「スピ好き高学歴ダメ人間」が精神障害者を止めて前向きに生きる話

人生終盤ですが、希望を持って進んでいきます♪

肉体を乗り換える!?

(つづき)

ナノテクノロジーで若返り、超人的能力を獲得して寿命が延びたとしても、「その肉体が自分に与えられた唯一のもの」である以上、「防衛本能が働いて恐怖心を抱き、自我意識が強くなり、分離が起こる」というわけで、それを解決するのは「肉体を乗り換える」ことだと言うんですね。具体的にはどうするのかというと・・・。

 

・まず、脳の情報をPCに移す。方法としては、①AIにその人の情報を大量に与える。例えば大量の写真を見せると特定の反応が出るので、喜怒哀楽、趣味嗜好などがパターン化される。これを学習したAIをつくり上げることで、その人自身がそこに生まれる、②①の弱点として、脳内神経伝達を説明できないことがある。人間の性格や本質的なものは神経伝達によって動かされているので、脳内に留めたナノマシンによって伝達物質の分泌状態のデータを取って電波でPCに送る、③人間というホログラフィーの元になる情報がブラックホールアカシックレコードにある。2060年ごろにはその情報を作っている超微粒子が見つかり、携帯の電波のように捕えられるようになり、人格を形成している情報を採取することで完璧な自分をそのまま作り出せる、ということ。

・現状のPCではたとえ脳の情報を移したとしても並列処理に限界があるため、人間のように対応することはできない。量子コンピュータは並列処理が可能なので、あと20年もすればスマホサイズになると予想され、そこでいよいよ人間と同等の対応ができるようになる。

・次にIPS細胞で全身の元となる細胞を作り、生分解性のポリマーと3Dプリンタで自分の体全体を作っておいて、そこにAI、ナノマシンホログラフィー情報から取り出した自分の人格を作る情報を入れれば「新しい自分ができました」となる。

 

ということで、肉体の乗り換えが可能になれば、一つがダメになってもまた作って自分の人生を継続できるので、死を恐れる必要もなく、「永遠の生」が得られるというわけなのですね。うーん、ザ・SF。「1970年代のスーパーコンピュータが全長30m、高さ3mだったものが、その1億倍の性能を持つスマホが手のひらに乗っている」というこの50年の技術進化を思えば、こういったSF的未来がナンセンスだとは言い切れないけれど、そこまでやるのか(笑)という感じがしなくもないなぁ。大体、そのポリマーの新しい体はどうやって動かすんだろう?

 

一先ず現状がどうなっているのかのニュースがありましたので、挟んでおきますね。

「臓器を再生、ロボットが血管を修復…寿命を延ばす期待の新技術」ナショナル・ジオグラフィック(2023/3828)

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/032700152/

 

あと、これをまとめていて思い出したことがあります。

肉体が進化すると「炭素ベース」から「ケイ素ベース」になる、という話(これについては別途記事にしたいと思います)。個人的には、肉体そのものの組成が変化する、という話の方が「未来的」な感じがするのですけれども。

 

さて、ちょっと脱線しますが、本書に「チャネラーアカシックレコードから情報を得ているというのは、アカシックレコードから発せられるホログラフィーをつくっている超素粒子を、脳のどこかで拾えていることを意味する」という記述があり、ああ、確かに、チャネリング、リーディング、霊視などの情報を受信する仕組みってなにかしらあるはずよね、と思い、解明されたら面白い気がします。

 

UFOと宇宙人との邂逅」で引用した「異次元や別の宇宙をすりぬけられる重力波を用いた携帯電話」ができれば宇宙人たちと情報交流ができるという話がありますが、電波のように波には情報が乗るので、重力波にも情報を乗せて異世界との交流ができるんじゃね?ということですね。

これは、物理学の「4つの力」のうち、重力だけが極端に弱いことを説明するために、1998年ごろから用いられるようになった物理理論が元になっています。わたしたちのいる3次元世界は「膜」に張り付いているようなもので、それが5次元空間に浮いていて、他の膜世界の間を重力が行き来している、という話がリサ・ランドール博士のビジュアルと共に注目されたってことがかつてありました(その後も研究・実験は盛んに行われているそうです)。

【参考】「ブレーンワールド」wikipedia

理論物理学者 リサ・ランドール博士 来日インタビュー.flv」

 

https://www.youtube.com/watch?v=arKlj3pJQnc

 

思うに、今のチャネラーや霊能力者などって、昔の「街頭テレビ」みたいな感じがするんですよ(笑)。物珍しくて、もたらしてくれる情報が刺激的で(そして有益だと信じて)、みんなして群がっちゃう、みたいな。

 

この状況って、ここ30~40年変わってないですよね・・・。まぁ、その「能力者」の数自体は増えてますけど、「一家に1台以上」というようなテレビ的普及は未だしてないわけで。

もちろん、一方で全く信じてない人もいますし、「スピリチュアルはほぼ詐欺」として、そのビジネス展開を批判する意見もあります。

そういった諸々のことがいろんな意味で払拭されるような「科学的根拠」が示されて、汎用性がもたらされる時が来たらいいのにと思います。

(つづく)