吉濱さんの『2040年の世界とアセンション』がブッ飛んでる!
さて、またここで吉濱さんに登場して頂きましょう。
余談ですが、この本、『2013:人類が神を見る日』と同じ徳間書店から出ています。キワモノウェルカムな会社なんですね。貴重な情報を流通して頂いてありがたいことです。
で、本題の前に一つ説明をさせて頂くと、『2013:~』では「プレアデス」「オリオン」「シリウス」という単語が出てくるのですが、一般的にスピリチュアル界隈で使われている意味と全く違う使われ方をしています。ですので混乱を避けるため、これまでの解説、引用では一切使わずに行ってきました。それらの単語は、「宇宙の高次意識体が拠点とする星」というような意味ではなく、「宇宙に働く創造の力、律動」の名称のような感じで使われていました。気になる方はぜひ本書を参照ください。
半田さんご自身は、オコツトとのコンタクト当初、いわゆるチャネリング情報は「宇宙のどこかに存在する高次元知性体からの伝達情報ではなく、潜在意識の無意識的な創作活動が顕在意識に上がってきたもの」とし、「『バシャール』のあまりのカリフォルニア的能天気さについていけなかった」経験を語っていました。なので「オコツトなる意識体」は「自分の記憶学習の中から拾い出した知識の断片で組み立てた情報」だと思って会話していました(後に自分の潜在意識の産物ではないと認識を改めています)。
一方の『2040年~』は、スピワールド全開でブン回しています。
「発達障害界のスピ王子、吉濱ツトムさん」で書いたように、「ハイアーセルフは、過去生でもあり、未来生でもあるプレアデス人」ですし(『UFOを呼ぶ本』でその意識体が部屋に現れた話が出ています)、本書の「地球のアセンションをサポートしているマスターたち」では、
「星の次元上昇は、単独で行われるのではなく、指導霊とも呼ばれる、さまざまな星のマスターレベルの意識体(以下、大師)たちがサポートに入ることによって行われます。地球もまた例外ではありません」
とし、
・地球の兄弟星であるプレアデス、シリウス、エササニの大師たち
・ヘルメス大師
・日本を中心としたスメラ系
・聖白色同胞団
・オイカイワタチorワンダラー
・オリオンのミンタカ、アラニラム、アルニタク
・おおぐま座の北斗七星
・獅子座のレグルス星
の意識体が関与している、と言います。
そして、「地球圏の意識体」は「それぞれの国を司る『国津神』」であり、それと「恒星系の大師たち」との間で1987年と1993年に会議が開かれ、地球外からの介入の度合いについて決定されたということです。まぁ~、スケールの大きい話ですねー。
この項目で「地球が過去6回のアセンションに失敗している」という記述が出てきますが、これは半田さんの『2013:~』において、今の地球が「第7太陽系次元」という表現がされていたことと回数的には合致する内容です(『2013:~』では、前時代を生きたムーとアトランティスの人々が、次元の交替により、前者は「真実の人間」として肉体が削除されて永遠の生を受け、後者は再び人間の意識次元として原始時代からやり直しになった、つまりわたしたちは皆アトランティスの末裔ということになるとしています)。
また、『2040年~』では、「アセンションや次元上昇というのは特別なことではなく、地球や人間が物質から非物質へと徐々に変わっていくということです」という記述がありますが、これも『2013:~』と合致した内容です。
ただ、吉濱さんの未来予測は、「科学の世界では、既存の技術とデジタルの組み合わせによって指数関数的な進化が起こる」ということから発せられていて、多分に物質的な変容についての記述がなされているので、果たしてこれが『2013:~』で言うところの「ノウス=ヌース(生態系に沿う在り方)」テクノロジーなのか、というところはちょっと疑問が残ります。
いずれにしても、「非物質的な世界」とはどんなものなのかの想像がつきにくいので何とも言えないのですが、上に挙げた「ムーの人々が肉体の削除をされた」という局面がおきるのは、今回言われているアセンションの時期よりさらに先の話のようなので、「自我が消滅」しても「肉体をまとった存在」として生きるということならば、それに対処していく上での手段が必要になりますので、そういうことで物質的な話が出ているのかなと思ったりしています。
では次稿以降でその具体的な未来予測を見て行きます。
(つづく)