「スピ好き高学歴ダメ人間」が精神障害者を止めて前向きに生きる話

人生終盤ですが、希望を持って進んでいきます♪

40代で発達障害っぽいなぁと気づいた話

ASD自閉スペクトラム症)の特徴は、

①「相手の立場に立って考えることが苦手」。相手との距離感がつかめず、不用意な発言をすることで、困難を招くことがある。

②「言葉を文字通り解釈する」「想像力が乏しい」。言葉のニュアンスや表情から状況を察することが難しく、社交辞令や冗談が通じないことがある。

③「強いこだわり・限られた興味」。強いこだわりから、いつもと違う状況に対応できず、「融通が利かない」と思われてしまうこともよくある。

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1071.htmlより)

 

などとされています。他、わたしが自覚している傾向として、

・急に予定が変わると対応に困る

・同時に複数のことをする(進行させる)のが苦手

・集中しすぎて時間が経つのを忘れたり、周りの声や状況に全く気が行かなくなる

・雑談が苦手。特に自分から話しかけることができない

・飲み会、パーティーは地獄。どこに焦点を合わせて会話すればいいのかわからないし、自分のことを話題にすることもできない(そもそも下戸なので余計に苦痛)

・社交辞令を真に受けて驚かれたことがある

 

があります。わたしの「やっちまった体験」はこんな感じ。

・職場で「おなかすいたぁ~」と同僚二人が話しているのを見て、手元にあったお弁当のチラシ(リアルな写真が載っている)があったので、「おなかがすいているということは、食べ物に関心があるということだ」と思い、「100%の親切心」でそのチラシを「ほれっ!」と手渡した。すると二人は「ひどーい!!」と文句を言ってきたので、内心「ええっ!!??」と大焦り。しかし、普段の関係が悪いわけではなかったため、「ブラックジョーク」として受け止められ、大事には至らずほっと胸をなでおろした。つまり、「おなかがすいているときに食べ物の写真を見せられたところで、余計に食欲が刺激されるだけ」ということに思い至らなかったのでした。

・友人が「こういうことしたいんだよね」と言ったとき、それはいいことだ、ぜひやるといいよね、という気持ちで「やれば?」と言ったら、「何その言い方―!」と激怒された。「勝手にやれば?」の「やれば?」だと思われてしまったのでした。でもこれは、相手が男性だったら、ここまでの反応にはならなかったんじゃないかな、とも思います。

・友人がわたしの料理をする姿を見て「ふぁいちゃんって手際悪いね」と言った。でもその友人もASDだったからこそ、そういうことをズバリと言ったのだけれど(笑)

 

小・中学生の頃も、「相手の気持ちを汲めない」という失敗で、2度いじめ・無視に遭いました。

でも、自分に悪気・悪意がない、というところには妙に自信があったことと、学校・勉強自体は嫌いではなかったので、「学校に行かなくなったら負けだ」と負けず嫌いな性格のおかげで不登校および自殺は考えませんでした。そして何より「学校が変わればリセットされる」と思ってじっと耐え抜きました。

実際、高校と大学、大学院は楽しく過ごすことができました。自分の至らないところは反省し、改善するようにしたんですね。

 

ただ、社会人最初の職場では、礼節を欠いたということで大分酷評されていたのを辞める間際に知って、そのときは自分も先輩の不満などを言いまくっていたので、これまためちゃくちゃ反省し、以後、「人の悪口・噂話は、聞いたとしても受け流して、同調したり、拡散したりしない」「誰かから聞いた話をするときは必ず、○○さんが言っていたんだけど、とソースを明らかにして話す」を今に至るまで徹底しております、ハイ。

 

2006年に、こうしたASDに関する情報を得て、「ややっ、これ、自分じゃん。だからコミュニケーションに難があったのかー」と納得して、一度メンタルクリニックを受診したことがあります。成育歴を話して、知能検査や脳波測定をしましたが、特に顕著なものは見られなかったので、「もし診断書が必要なら書きますがどうしますか?」と言われ、一応フルタイムの仕事には対応できていたので、投薬も必要ないし、何もしないことにしました。

 

その後再度診断を受けることになったわけですが、今の職場では黙々と作業をしていても支障はないし、話好きな人が話しかけてくれるのに応えているだけで事足りているし、何よりシフトのズレでお昼ご飯を一人で食べることができているのと、行き帰りも話をしなくて済むので(こういうときの雑談が本当に苦手)、ストレス最小限で勤務できています。

こういう職場に巡り合えて、ほんと、ラッキーだなと思います。生かして頂けて感謝ですね。